Pearl パール
ネタバレあります
https://gyazo.com/0308d40ebe1ca9a3eec6c12979b7af63
渋谷ホワイトシネクイントで。X エックスのパンフレットも売ってた、ありがたい! https://gyazo.com/a0db522b34ece6ef4468d2707dac357d
装丁かっこいい~~、表紙、裏表紙ともに四辺の真ん中が三角に切り抜かれてて、「X」になってるんだなー、MaXXXine のパンフレットも早く欲しい!XXX!Xは左綴じ、Pearlは右綴じになっててこれはどういう意図があるんだろう。
空席を一個挟んで隣の人が終始スマホをいじっていてちょっとイライラしていたけど、最終盤のパールの長回し独白シーンで、愛、包摂、みたいなことを迫られた感じになって、映画館でマナー悪い人にもなにか理由があるのかもしれないし、愛だな…と思った。あのシーンすごすぎた、現代のありとあらゆる社会問題をあそこで語ってるんじゃないか?あのシーン観てまだ軽々しい自己責任論みたいのを軽々しく振り回せる人間いるのか?「一人で生きていくのもこんなに苦しいのに、子供なんか産めるわけないじゃない」とか、「わかる~」。あのシーンの映像を思い出すとなんか深刻な、真剣な、シリアスなドキュメンタリーを観たんじゃないかという気がする、パールに密着取材。あの、ドキュメンタリーでよくある画角。ただパンフレットでも有識者たちや関係者たちが言ってる通り、世界観はディズニー、あとオズの魔法使い。白雪姫が最悪の結末になる話。 ファーストショットの屋敷からもうXのリプリーズがふんだんに。あのなんていうんだろう、さすまた?あれをいきなり振り回して、そこに白いアヒルが出てきて、え、まだ映画始まって1分ぐらいしか経ってないのにもういっちゃうの?いく…?…いく……?いったーーーー!!!でニヤニヤしちゃった、昔からお気に入りの武器だったんだ。オーバーオール、農家の娘。そしてワニのセダ。二階の窓から覗く母親の影。相変わらず悪魔のいけにえ感満載の食卓。自分、シリーズものは二作目からが本当に楽しい傾向がある。 ダンスのオーディションのバミリが「X」。あのダンスは本当に良かった、なんで合格しなかったんだ…絶対応援しちゃう。審査員が「ブロンドだったら良かった」と言ってて、また前作の名台詞「ブロンドは嫌いなのよ」がリフレインして、ブロンドくっそブロンド!!!!!って俺も怒った。そこの号泣シーンもすごかったし、そこからの独白長回しでもう本当にノックアウトされて、涙は流れなかったがしんみり、切な…愛を持って生きていかねばという謎の責任感などを抱えたまま、オズの魔法使いよろしくの「The End」のデカ文字、の裏で異常としか言いようがない笑顔を決めるパール、っていうかミア・ゴス。何食ったらあの笑顔できるんだ…ディズニーとかっぽいピンホールアニメーション(?)で笑顔を最後まで残してからのブラックアウト、どんなユーモアだよと。ディズニー的な、ファンタジーな夢に満ちた世界観を弄り倒すという感じ。まあしかし、田我流曰く「現実はNetflixよりDope」である、パールのような、パール以上に残酷な世界は当然あるということも、今の御時世言うまでも無いが、自分は忘れてしまいがちなのでたまに考えたい。パールを観てから一日経ったけど、「現実はNetflixよりDope」というフレーズをよく思う。MaXXXineも本当に楽しみ。 『Pearl パール』(原題:Pearl)は2022年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督はタイ・ウェスト、主演はミア・ゴスが務めた。本作は同年に公開された映画『X エックス』の前日譚となる作品であり、現在製作中の『MaXXXine』とともに3部作を構成している。 概略
1918年、テキサス州のとある田舎町。パールは戦地に赴いた夫(ハワード)を待ちながら、父親の介護と農場の手入れに追われる日々を送っていた。しかも、母親(ルース)の威圧的な言動にも耐えなければならなかった。そんな彼女の数少ない息抜きが映画鑑賞であった。パールはいつか自分も華やかな世界で輝くことを夢見ていたが、積もりに積もった鬱屈のせいもあってか、パールは動物を殺すなどの残虐行為に走ってしまうことがたまにあった。 そんなある日、パールは町にやって来た映写技師と出会う。彼とのやり取りを通して、パールは夢の実現への思いを抑えきれなくなっていくが、それと同時に暴力性までもが一気に解放されてしまう。
本作は『X エックス』に登場した老婆、パールが怪物へと変貌するきっかけになった決定的な出来事を描き出す。
脚本 タイ・ウェスト
製作 タイ・ウェスト
製作総指揮 ミア・ゴス
出演者 ミア・ゴス
編集 タイ・ウェスト
配給 アメリカ合衆国の旗A24
世界の旗ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗ハピネットファントム・スタジオ
公開 アメリカ合衆国の旗2022年9月16日
日本の旗2023年7月7日
上映時間 102分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗$9,423,445